Où est la principauté de Cagliostro?
カリオストロはどこに?
Lakeside?
既述の通り、物語は1968年9月の出来事。
「明朝、バチカンから大司教がカリオストロ公国に来る」旨の新聞記事が掲載された日付は9月12日(水)である。
(実際には、この年の9月12日は木曜日である)
この日付から逆算して、物語を時系列で整理してみよう。
9月7日(金)
ルパン三世と次元大介が、カリオストロ公国に入国。
この日の夜、ルパン達は宿屋で伯爵のカゲに襲われた。
9月8日(土)
入国2日目。石川五右衛門が合流した。
その夜、水道橋から城に潜入。
地下牢にルパンが落とされ、そこで一夜を銭形と一緒に過ごす。
9月9日(日)
入国3日目。オートジャイロで城から逃亡。
9月10日(月)
9月11日(火)
9月12日(水)の3日間、
傷を負ったルパンが眠り続けた。
(「次元、あれから何日経った?」というルパンの質問に、次元が「3日だ」と答えている。)
13日(木)
クラリスと伯爵の結婚式
14日(金)
夜が明けるとローマの遺跡が湖底から復活。
ルパンは公国を去る。
物語は8日間の出来事であった。
9月7日、時計塔は19:20頃の時刻を示している。
公国には陽射しが残り、日没までにはまだ時間がありそうである。
この夜、宿屋で偽指輪を鋳造するルパンの腕時計は、21:20頃を差しているように見える。この時刻には、街は暗闇に包まれており、日没は過ぎている。
この腕時計の画像は不鮮明なので、時刻を断定するのには無理がありそうだが、
翌9月8日、水道橋を通じて城に潜入しようとするルパン達の後ろにそびえる時計塔は21:55頃の時刻を示していることは、明白に見て取れる。
遅くともこの時刻には日没が過ぎている。
つまり、1968年9月7日のカリオストロ公国の日没は19:20から21:20の2時間のうちである。
南西スイスのこの日の日没は 20:08 であり、ぴたりと合致する。
カリオストロ公国の地形について、
2つ目の指摘をしておきたい。
これは言うまでもない程に明白であるが、
カリオストロ公国は、
水源豊かな湖水地方に位置している。
カリオストロ公国の位置を類推するのには欠かせない情報である。
Trivia of Cagliostro 2
カリ城トリビア2
Trivia of Cagliostro 3
カリ城トリビア3