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モントルーの銅像 Statues in Montreux

  • 執筆者の写真: Shige
    Shige
  • 2018年2月19日
  • 読了時間: 4分




British Rock の雄、Queen のモントルーでの活動については、本サイトで以前にお伝えしました。(参照:クイーン博物館 Queen The Studio Experience Montreux )

さて、ここではそれに関連して、モントルーの街で見られる、数々の銅像についてお知らせしますね。


Montreux モントルーと言えば、Jazz ファンならずとも、一度は耳にしたことのある地名だと思います。Newport, Monterey と並んで、世界三大ジャズ祭の一つ Montreux Jazz Festival で知られた場所です。



今回 Montreux を訪れたのは、冬の時期ですので、7月に行われるジャズ・フェスティバルからは最も遠い時期ではありましたが、さすがに世界三大ジャズ祭の一つに数えられる土地だけあって、フェスティバルの痕跡は街のあちこちに見受けられます。

むしろ、ジャズ祭の時期の、祭に興じる人々でごった返す状況を避ける意味でも、真冬のモントルー訪問にも一理あったように思います。

と言うのも、今回の目的は、ジャズ祭にゆかりのある人物の銅像を一気に写真に収めようというものだったからです。


Montreux Jazz Festival は昨年2017年で、51回を数える歴史を誇ります。7月、2週間にわたって行われる一大音楽祭ですので、その出演アーティストは、そうそうたる人材、Big Name の目白押しです。



一昨年に新設された公式サイトには、過去の映像アーカイブを見ることもできます。地元ローザンヌ工科大学(EPFL École polytechnique fédérale de Lausanne)の協力でできた最新鋭のアーカイブだそうですので、興味のある方は要チェックです。


ここ15年ほどのモントルー・ジャズ祭は、「Jazz Festival」の名前は保ちつつも、その実は「World Music Festival」の様相を呈していますね。


ジャズに限らず、広く世界中のアーティストを集めて行われる音楽祭としては、世界でも随一の内容だと思いますので、7月にスイス来訪の予定のある場合には、ぜひモントルーに立ち寄ってみてください。

3つのコンサート・ホール(Miles Davis Hall, Stravinsky Hall, Casino Hall)では名だたるアーティストのパフォーマンスが見られます。しかし、チケットを持っていなくても大丈夫。

湖畔沿いに2km続く遊歩道公園は、世界中の Food Stalls =食べ物を扱う屋台、で埋め尽くされますし、オープン・エアーの野外ステージでも、一日中、アマチュアやプロの演奏を無料で聴くことができます。世界の音楽と世界の食べ物で満たされる「夏祭り」です。(その模様は今年、2018年の夏に取材してお届けする予定です!)


さて、その音楽祭の舞台となるモントルーの遊歩道には、かつてフェスティバルに参加したGiants=音楽の巨人たちの銅像が数多く見られます。


銅像の数々を見れば、モントルーのジャズ祭がどれほどの Big Artist の演奏で彩られてきたのか、その片鱗を垣間見ることができると思います。


Miles Davis

「Miles とはModern Jazz の歴史そのものである」と言っても、誰にも否定できないと思います。


1973年から逝去する直前の1991年まで、Montreux では7回の出演を果たした Miles は、1991年の最後の公演では、ジャズ・スタンダード・ナンバー Summertime をも演奏しました。

「俺のMy Funny Valentine を聴きたければ、昔のレコードで聴いてくれ」

と頑なに伝統回帰を拒んでいた Miles のスタンダード回帰は周囲を驚かせましたが、その2ヶ月後に帰らぬ人となってからは、最晩年のMontreux で、音楽界へ最後のメッセージを投げかけて天に召されたのだ、

と理解されています。






Ella Fitzgerald

女性ジャズ・ヴォーカリストと言えば、この人。

優しく力強いその歌声は、Billie Holiday, Sarah Vaughan と共に、世界三大女性ジャズ・ボーカルと讃えられています。


Quincy Jones

Jazz 界最強のプロデューサー。

マイルスの最後のモントルーでの演奏も、クインシーによるお膳立てでした。



Ray Charles

1985年のチャリティーソング「We are the world」でご覧になった、あるいはお聞きになった方も多いのではないでしょうか。

ブルース・ピアニスト+シンガーとして、他を寄せ付けない「One & Only」な音楽性は、何人も否定できないパワーを持っていますね。



B.B.King

「Rhythm & Blues の神」いう表現を誰も否定できないのではないでしょうか。

2年前に帰らぬ人となりましたが、晩年には Clapton や U2 との共演で、周囲に健在ぶりの印象を与えました。


Aretha Franklin

Soul Music 界の女王。Queen of Soul の異名を持つシンガーです。



Carlos Santana

ラテン・アメリカが誇る世界的ギターリスト。

1980年代には Miles のバンドにも参加しています。


今回の散策で、モントルーの湖畔は、大変見応えのある「Open Air Museum」 だと気づきました。音楽家の銅像だけではなく、周囲には芸術家たちの立体芸術が数多く見られます。ぜひ一度、足をお運びください!



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スイスのフランス語圏(Suisse Romand)の中で最大面積を誇るヴォー州(Canton Vaud)。その東部に位置する、人口3000の小さな村、レザン(Leysin)に日本から移住して18年の Shige が 、現地在住だからこそ知り得る情報を発信します。

 

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